2019年3月18日発売の少年ジャンプに掲載されている、呪術廻戦の感想を書いていきます!
*今週の話を未読のファンの方は、この記事を読まないで下さい。
ネタバレを含みます。
そもそも、「呪術廻戦」を知らない、という方は、この記事の感想を読んで、作品に興味を持って買って読んでいただけると嬉しいです!
絵やセリフ回しがとても魅力的な作品なので、ぜひ読んでみてください。
人気の漫画、ワールドトリガーの作者、 葦原大介さんにも推薦されています!
>RT 葦原先生の(意外にも)作家人生初な推薦コメント帯が付く「呪術廻戦」第3巻も、12月4日発売! 短いセンテンスで日々勝負されてる漫画家さんだけに、コメントもさすがの切れ味でした。作家性の濃厚さ、という点でワートリファンの方にも刺さる面白さかと思います。この機会にぜひ! https://t.co/HSJMaZXDd1— ワールドトリガー公式 (@W_Trigger_off) 2018年11月29日
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感想を書いていきます
目次
呪術廻戦を読んでいない方の為に、ざっくりと人物を紹介
第51話 供花(くげ) (注意 ネタバレあり)
感想
呪術廻戦を読んでいない方の為に、ざっくりと人物を紹介
呪術廻戦を読んでいて、ネタバレ、あらすじ、感想を読みたい方は、次の見出しまで読み飛ばしてください。
虎杖:主人公。体の中に、両面宿儺(りょうめんすくな)という名で、全呪霊の中でもぶっちぎりに強くて凶悪な呪霊が潜んでいる。両面宿儺は、利害が一致して仲間のようにふるまうこともあったが、往々にして虎杖の周りの人を躊躇いなく殺しそうする「純粋な悪」。
虎杖は、伏黒(虎杖の高校の異変について調査していた呪術高専の生徒。)や五条(呪術高専の先生、呪術師の中で最強。)に出会い、呪術高専に入学。
花御:今戦っている呪霊。めちゃくちゃつよい。
特級仮想怨霊に分類される。現在、虎杖と東堂のペアと交戦中。
(多くの人間が怖いと思うものには、負の感情がたくさん向けられるので、その感情を基に、強い呪いが生まれるイメージ。災害の被害などを受け、火山や海などに恐怖を抱く人は多い。花御は森の呪霊。呪いと呪霊は この記事では、同じ意味で使っている。)
五条 悟:呪術師最強。呪術高専の東京校にいる先生。
「領域展開」という、呪術の極致とされる技を使える。
領域展開は、現在までに、呪いと呪術師を含め、宿儺、漏瑚、五条、真人が使用しているが、どの領域展開も迫力がある。
(ななみん(七海健人)という呪術師のファンとしては真人の領域展開はかっこいいというよりは軽く絶望した。)
五条先生の「領域展開」前後の流れは特にかっこいいので、ぜひ読んで欲しい。目隠しの下の顔に驚く人も多いはず。
呪術高専(呪術師が集う少人数の学校)には、東京校の他に京都校がある。
五条悟の強さを示すエピソードを一つだけ挙げます。
呪術廻戦の中で、帳(とばり)という誰かを入れなくする結界があります。
以前、 五条と庵 歌姫(いおり うたひめ、京都校の先生)と おじいちゃん
(楽厳寺 嘉伸(がくがんじよしのぶ)、京都校の学長)が、敵が張った 帳(とばり)の中に侵入しようとしたとき、庵は容易に入れたのに、五条だけが入れなかった。
五条が、その結界に対して、「”五条悟”の侵入を拒む代わりに その他”全ての者”が侵入可能な結界だ」と考察、発言した時、庵は、「確かにそれなら足し引きの辻褄は合う」とした。
ふだんは、ちゃらんぽらんだが、自他共に認める呪術師最強。
それがGTG(グレートティーチャーゴジョー(第45話参照))です。
東堂:虎杖の先輩。呪術廻戦の0巻(虎杖が主人公となる「呪術廻戦」の前日譚)に出てくる生徒(乙骨)を除くと、呪術高専という学校の 生徒の中で最も強い。今は虎杖の「超親友」。
「超親友」になるくだりは、まじで面白い。
一巻の五条先生の言葉を借りれば、「異形とはいえ、生き物の形をした呪い(モノ)を、自分を殺そうとしてくる呪い(モノ)を一切の躊躇なく殺り(とり)に行く」ことが出来なければ、呪術師にはなれません。つまり、「イカレて」ないと、できません。
東堂のイカレっぷりが、ここのやりとりで改めて分かります。
(このやり取りの前の、虎杖の仲間の伏黒と東堂のやりとりでもわかりますが、虎杖とのやり取りで本領を発揮していると思います)
ノート:
呪術廻戦では、イカレてるやつの方が強い、みたいなところがあります。
京都校には、三輪という、常識人の女の子がいます。
この子は、 五条先生のファンで、貧乏ですが、2人の弟の為に、すこしでも早く呪術師として自立しようと頑張っています。東京校の真希先輩に、オマエ大丈夫か? 善い奴が過ぎないか?と心配されるほどです。
が、呪術師としては、まだ強いとは言えず、
ちょっとポンコツですがかわいいです。
今は、呪術高専の京都校(東堂先輩などが所属)と東京校(虎杖、伏黒、五条先生などが所属)の交流戦中。花御などの呪霊や呪詛師(呪術師の悪いやつ版)が乱入してきて交流戦どころではなく、東京校も京都校も共闘している。
虎杖自身は、最近、「黒閃」という、放つときに黒く閃く技(モンハンなどのゲームにある、難しいクリティカルヒットみたいな技)を使えるようになり、力が覚醒しつつある。
第51話 供花(くげ)
51話のあらすじと感想(ネタバレを含む)を書いていきます。
まず、ジャンプの見出しの瞳のアップにドキッとしました。
初めに見た時は、狗巻先輩かなと一瞬 思いましたが、読み進めて煽りや最後のシーンなどを考慮すると、五条先生ですね。
前回に引き続き、
花御(呪霊、端的に言うと敵)vs ブラザー(主人公の虎杖と東堂先輩の2人)
の戦いです。
(虎杖の強い仲間である伏黒は、特級呪霊に分類される 花御 の強力な技、「呪種」を食らって既にダウンしています。)
その呪種を虎杖が食らいそうになり、東堂がかばいます
東堂先輩は、かばった直後、自分が本気で固めた肉体と呪力ならば、呪いの種子ごときなら、はじけると考えていました。
しかし、その直後、ある人物が、東堂の脳内に問いかけます。
ー 「本当に?」
そう、高田ちゃんです。
東堂が大好きな 高身長アイドル、高田ちゃんです。
0.01秒の刹那、高田ちゃんと脳内で相談し、高田ちゃんのおかげで危機を乗り越えた東堂は、高田ちゃんに感謝を伝えることを決意します。
その後も戦闘は続き、花御vs東堂and虎杖の戦いは、「ある場所」に移ります。
花御vs伏黒と真希先輩 の戦いが行われていた場所です。
(真希先輩と伏黒は虎杖たちよりも先に花御と戦ってダウン、今はパンダ先輩に助けられて逃走。真希先輩とパンダ先輩はいずれも東京校の生徒。呪術廻戦を未読の方は パンダ先輩がどれくらいパンダなのかは、コミックで読んで欲しい。)
伏黒から受け継いだ情報を駆使して、攻勢をとり続け、戦いを続ける、東堂と虎杖。
花御を追い込んだかに思えたが、ここで、花御が本領を発揮…
ー するかに思えたが、新たな「化け物」が登場します。
人の形をした化け物が。
感想
ここからは、今回までの話を既にコミックかジャンプで読んだ人を対象とします。
今回、以前の話にも触れて、好き勝手に感想などを書きますので、2019年3月18日発売のジャンプ掲載の呪術廻戦のネタバレ、あらすじだけを見たかった方は、これ以降は読まないでください。
既に書いた、あらすじの部分では、未読の方への配慮をしていましたが、以下では既読の方を対象とするので、好き勝手に感想を書きます。
完全に未読で、呪術廻戦に興味がある、程度の人は、むしろ この下まで読んでくれた方が魅力が伝わると思うので、読んでみてください!
今話もめちゃくちゃおもしろいですね!
東堂の術式に、徐々に対応していく花御の強さ。
「だがさっきの黒閃ラッシュが聞いてる!! 払えるさ!! 二人なら!!」
という、長い時間をかけて培ってきた、虎杖との友情と信頼が垣間見えるセリフ。
熱い!!
花御が戦いの愉悦を感じながら放った呪種も、迫力がある絵です。
そして、東堂が、術式開示の時に、嘘偽りを述べていたことが判明しました。
東堂の術式、不義遊戯の術式対象は、「自分と何か」ではなく「一定以上の呪力を持ったモノ」だった。
交流戦の前半、木々の合間から現れて、東京校のメンバーに襲い掛かる東堂とか、ジュラシックパークというか、脳筋感がありましたが、意外とちゃんと考えて戦っています。
ちょっと話がずれますが、前話の東堂の、花御の手札に関する、戦闘中に短時間で行われたとは思えないほど、微に入り細を穿つような考察から転じて、次のページで導き出された結論、およびその後の展開がめちゃくちゃ好きです笑
彼曰く、
「だがどんな術式も発動させなければいいだけのこと!!
不足の事態を考慮したうえでIQ53万の俺の脳内CPUがハジき出した結論は…
“勝利(ビクトリー)”!!!! 」
最近の東堂先輩は、名言、名場面を連発していますね笑
・「コングラチュレーション、ブラザー」
・不義遊戯 を連発して、花御をして抜け出せないと思わせる強さ
(見開きの4隅に4種の東堂を添えて)
などなど。
呪術廻戦で、好きなキャラが多いのですが、僕は、ななみん(七海建人、脱サラ呪術師)がめちゃくちゃ好きです。
以前、株を扱う会社に勤めていた ななみんの回想で出てきたパン屋のおねーさんと、回想のストーリ―全体、および ななみんと五条先生の関係性(回想の最後のななみんが五条先生に電話をかけるところとか)、どれを取っても好きです。
以前(3巻)の
「君はいくつか死線を超えてきた でもそれで大人になったわけじゃない」
「枕元の抜け毛が増えていたり お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり
そういう小さな絶望の積み重ねが 人を大人にするのです」
というセリフ回しと絵の雰囲気がすごく好きです。
その時ジャンプの煽りに、「諦観→超克の呪術師 参る」みたいな煽りがあったと思うのですが、その煽りも好きです。
虎杖を呪術師として認める時の表現も好き。
で、そんな ななみんが、黒閃の記録保持者として、インタビュー形式で、50話にて登場しました。
「私の記録ですか?」
(フー)
「4回」
「運が良かっただけですよ」
かっけー!!笑
真面目なトーンでしたが、登場があまりに唐突でちょっと面白かったです笑
今週の51話の話に戻ります
高田ちゃん、唐突すぎてめっちゃ笑いました
バァーン、の効果音と共に出てくる高田ちゃんのコマがかなりツボです。好き。
その後の東堂と高田ちゃんの脳内会議後、呪力で防ぐのはだめだと0.01秒で結論付けました。
イカレてますが、強くて有能ですね笑
東堂初登場+伏黒をぼこぼこにした時点では、ただの頭おかしいやつ、という認識だったのでこんなに好きになるとは思いませんでした笑
で、今週の話で、伏黒から東堂に、情報の伝達が行われていたことが判明しましたね。川底に真希さんの呪具があること、それから、花御の顔面の樹が格段に脆いこと。
ワールドトリガーの集団戦で、負けた部隊が、敵の情報を味方に引き継ぐシーンが度々ありますよね。ランバネイン戦とか、ワクワク動物野郎との戦い(烏丸先輩→三輪など)とか。
これらや、今回の呪術廻戦の話みたいに、情報を引き継いで間接的に援護する、みたいな戦いが僕はかなり好きなようです
伝わりますかね笑
(TwitterのDMとかでわかります!とか言われたら喜びます)
花御の領域展開を見たかったような気もしますが、、、
登場した五条先生がかっこよすぎて、別に見なくてもよくなった笑
煽りの
五条、臨戦態勢!
次号、呪力が爆ぜる!
も、いいっすね。
コミックにはない魅力。臨戦態勢の五条先生は、頼もしい。
紙でジャンプを読むのも好きですが、やっぱりかさばるので、今は電子版でジャンプを読んでいます。便利です。
呪術廻戦を初めからは読んでいない方、0巻を呼んだことのない方は、ぜひ読んでみてください!
めちゃくちゃ面白いです。
キャラの強さが、戦闘力の数値などで示す代わりに、細かい描写で示しています。
(たとえば、五条と相対した、宿儺と頭富士山(じょうご)の、五条の速さに関する分析の違いで宿儺と頭富士山の格の違いが分かる)
ぜひコミックを読んでみてください。
おまけのイラストも、とても魅力的ですよ。
今後も、感想などを定期的に書くつもりですので、また読みに来てください!